魂の骨格 「S.H.Figuarts(真骨彫製法) ゴーカイレッド」商品化記念インタビュー ゴーカイレッドスーツアクター 福沢 博文

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でっかい夢は無限大、ほしけりゃその手で掴め!

真骨彫製法はついにスーパー戦隊へ! 昨年、「TAMASII NATION 2022」の参考出展で話題となった「S.H.Figuarts(真骨彫製法)ゴーカイレッド」の発売がついに正式決定!! これまでも “本物”にこだわり、名優たちの肉体をスキャンしてきた真骨彫製法。今回は“本物”のゴーカイレッドとしてスキャンさせていただいた福沢博文氏にS.H.Figuarts(真骨彫製法)について、さらに『海賊戦隊ゴーカイジャー』撮影当時時のエピソードについて語ってもらいました。福沢氏と言えば、ゴーカイレッドのみならず、スーパー戦隊シリーズにおいて数多の歴代“レッド”を演じてきたレジェンドスーツアクター。現在はアクション監督としても活躍、長年スーパー戦隊に携わり続けている福沢氏から見たゴーカイレッドの魅力とは?

※記事中の「S.H.Figuarts(真骨彫製法) ゴーカイレッド」は試作品を撮影したものです。実際の商品とは異なります。

「S.H.Figuarts(真骨彫製法) ゴーカイレッド」画像

■S.H.Figuarts(真骨彫製法) ゴーカイレッド

――まずは実物を見ていただいて、率直な感想をお聞かせください。

福沢: いやぁ、本当に出来がいいですね。今の時代の技術に驚かされます。レンジャーキーも小さいのに細部まで再現されていて。僕の(子供)時代だったら、もうふた回りくらい大きくないと立体化すら無理ですよね。

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──撮影で身に着けていたスーツと比べていかがですか?

福沢: 本当に同じですよね、これ? 渋みのある赤もいい感じですし。本当にこんな色でしたよ、僕の記憶の中では。

──マスクについてはいかがですか?

福沢: テカリの感じとか同じですよ。衣装の質感とかも。実際は見るよりも着ていた側ですが、面を被る前のツヤ感は記憶にあります。

──同じ赤でも、マスクとスーツでツヤの有無など含めて、質感も再現しています。

福沢: ゴーカイレッドの姿は、客観的には写真や映像で観ていますし、本当に良くできています。

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今回、福沢氏に見ていただいた開発中のS.H.Figuarts(真骨彫製法) ゴーカイレッド。左から彩色前のテストショット、テストショットに彩色を施したサンプル、デコマスとも呼ばれる彩色試作、原型試作。

──お気に入りの部分はありますか?

福沢: 特にすごいと思うのは、関節や可動が入っているにも関わらず、ポージングをしても、ラインやフォルムが全然崩れない!

──では、そのフォルムの再現度はいかがですか?

福沢: 理想的な体型じゃないですかね。ただ、あの、言っていいのかな? 撮影当時から10年くらい経ってるじゃないですか。3Dスキャンしていいただいたとき、ちょっとお腹周りに自信が無くて(笑)。「申し訳ありません、修正をそこだけちょっと加えていただければ」と……。

──そういう意味でも、真骨彫製法では理想のフォルムに(笑)。

福沢: そうです、当時の理想型に。ありがたいなと思っています。若い頃はちょっと細すぎたところもあったのですが、ゴーカイジャーの時は「これくらいがちょうどいいのかな?」って体型にようやくなったかなと思っていて。だからバッチリですね。

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──スキャン体験はいかがでしたか?

福沢: スキャン自体は一瞬でしたね。もう、秒単位? ブースにカメラが360度各方向200台くらいあって。もう本当に素立ちですね。ポーズは何もしなくて、自然体、ニュートラルな立ち方をしたら、「はい、終わりました!」みたいな感じで。体型や骨格、それこそ手足の長さなどのデータ取りのためのだったと思うんですけど。だから、スキャン自体はメチャメチャ早かったですね。むしろスチール的な写真の撮影に時間がかかったくらいでした。

──写真撮影ではどんなポーズを?

福沢: 襟をピンっと弾くポーズ、あと重心を後ろ気味にして腕を構えて軽く立っている感じや腕組みなどゴーカイレッドならではのポーズとか。アクションポーズはそんなには撮ってないですかね。

──ゴーカイレッドの腕組みポーズは印象的ですよね。

福沢: 実は腕の組み方自体には、そんなにこだわっていなくて。シーン次第なんですよ。画角やアオリのレベルによって、ちょっと手をおろし気味にした方がいいとか、自分の視界からレンズに入る中で微調整していました。ただね、キャプテン・マーベラス=小澤亮太の組み方と反対だったような気がするんですよね。右が上なのか左が上なのかって。撮影の流れの中でやっているので、どうしても自分の楽な方に。「ああ、あんまり気にしすぎるとダメかもしれない」と思ったので。

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──福沢さんから見た真骨彫製法の腕組みポーズはいかがですか?

福沢: いやぁ、いいと思います! すごいですよね。いや、よくここまで再現できるなと思います。

──最近のフィギュアを手に取られたりはしますか?

福沢: 『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』の「S.H.Figuarts ドンモモタロウ」を頂きまして。ちょっと面白すぎて、アプリなどでコマ撮りをしたくなっちゃいました。きっとコマ撮りアクションも撮れるだろうなぁって。本当にクオリティも高いし、動きもすごい。「S.H.Figuarts(真骨彫製法) ゴーカイレッド」も撮影してコマ撮り映像を作ってみたいです。。

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■海賊戦隊ゴーカイジャー

――ゴーカイレッドの魅力についてお聞かせください。

福沢: これまでのレッドとは違うタイプですよね。それぞれのレッドに魅力がありますが、ゴーカイレッドは媚びない! 強いけど絶対的に強いわけじゃなくて、やられてもやられても立ち向かっていく。ダメージがあっても、敵を見下して笑ってみせて。「何? その余裕どっから出てくんの?」みたいな。折れない心がやっぱりカッコイイですよね。

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──デザイン的にはいかがですか?

福沢: 襟はカッコイイし、演っている側としても助かりました。襟があることで、表現やアクションを変えられるので。やはり僕は体型的に細いことがコンプレックスで、歴代レッドによっては首が長く見えてしまうことがあったんです。その中で、襟があると、マスクからボディのラインを作ってくれる。

──襟は逆に首の動きに邪魔になることもあったのでは?

福沢: それは全然ないですね。柔らかい素材なので。ただ、一年間やっていると襟がヘタってきて、落ちてきちゃう。そうすると、衣装部さんが「パッパッ」と直してくれるんだけど、また「スー」と下りきて(笑)。その辺の苦労はありました。

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──アクションについてはいかがですか?

福沢: もうとにかくやれることは、なるべくやりたいと思っていました。立ち回りの技術、芝居の表現は、経験値としての蓄積もあり、すでに手数はいっぱいありましたからね。ただ、アクロバット、飛び技系に関しては、年齢的なものもあり、瞬発力は確実に落ちていて。イメージ通りにもっていけないところもありました。ブーツの重み、ベルトの締め付けに負けてしまうというか。稽古時はジャージと素足なんですよ。「調子いいな~。明日ちょっとアクションあるし、やったろう!」とか、直前までモチベーションは高い。で、現場に着いて衣装を着て、ベルト付けて「あれ?」と。自分用のサイズだから締め付けられるじゃないですか? ブーツ付けて「あ、ブーツ結構重かったんだなぁ」と思った瞬間にもうモチベーションが下がっちゃう。若い頃はブーツの重さなんて、あまり気にならなかったんですけど。それこそゴセイジャーくらいから、足を振り上げると「あれ、ブーツってこんな重さだっけ」と。

──スーツを着てしまうと、きっと動きも制限されますよね。

福沢: そうそう。洗ってるうちに縮んできちゃうし。重ね着なんですよね、ゴーカイジャーは。

──ジャケット的な羽織モノがありますよね。

福沢: そう。ただ、重ね着の方がよかった。インナーはノースリーブなので、肩周りは動きやすいんです。ここが一体化しているスーツは腋下が伸びないんですよね。だんだん縮んできて、伸びが悪くなったりして。シンケンレッドなどはけっこう動きづらくて、抜剣とか大変でした。

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──ゴーカイレッドは銃と剣を使ったアクションが印象的でした。2種類の武器を並行に使ったアクションは苦労されたのでは?

福沢: そこはやりやすかったですね。ゴーカイレッドは荒く動いていいので。アクションからの決めポーズも、バランスを崩しても崩したなりの勢いが残っていれば、「まぁいいか!」って感じなんですよ。キャラクター的にスマートに収めなくてよかったので、もう流れに身を任せられる。歴代のレッドのように、テンションをずっと高いままにしなくてもよいのも楽なところがあって。ずっとグァーと上げたままだと精神的にも結構疲れるんですよ。でも、ゴーカイレッドは力を抜きたいときに抜ける。「疲れたよ、もう。え? お前、まだ来んの?」みたいな感じだったり、キャラクターの雰囲気的に抜けるので(笑)。

──ほかにもゴーカイレッドならではのアクションで意識していたことはありますか?

福沢: いかに長距離と近距離の戦闘を同時に行うかということですね。アクションの組み立ては、アクション監督の石垣広文さんでした。いつでも、どのスタイルでも、近距離戦も遠距離戦もどっちでも対応できるようにスタンバって。気持ちが上がるコンビネーション、ボクシングなどでワン・ツーとかあるじゃないですか? 一発一発を瞬間的に出すわけじゃなくて、ある程度コンビネーションとしてもっておいて出さなきゃいけない。立ち回りも一緒で、一手来たら、こう三手切るとか。コンビネーションを、ちょっと見た目は粗く、でも気持ちのテンポが上がるリズムを作っていく。とにかく手数を知っておく必要があるので、海外のDVDも色々漁ったりして、そこから自分の技にしました。

──撮影当時の思い出は何かありますか?

福沢: ゴーカイチェンジで過去のスーパー戦隊の戦士たちに変身しますよね。その時、当時の衣装を着られることは嬉しかったですね。初め衣装合わせしたとき、古い衣装はやはり年季が入ったものもありましたけど。ゴーカイジャーが主役の作品なので、あまりレジェンドに目が行きすぎてしまっても困るのですが、あらためて自分が着られるのであれば、当時の姿を重ねてもらえるように意識しました。もちろんゴーカイレッド、マーベラスとしての中身を残しつつですが。それこそ自分の師匠でもある新堀和男さん(※アカレンジャーからレッドホークまで数々のレッドのスーツアクターを担当)だったりね。

■10周年を超えて

──今回、作品から約10年が経過し、(『テン・ゴーカイジャー』にて)ふたたびゴーカイレッドとしてオファーがあったことを率直にどう思われましたか?

福沢: またちゃんと呼んでいただけて、今までやっていたことに対して評価してくれていると感じました。似たような体型の人ではなく、ちゃんと自分を呼んでもらえるありがたさ。ただ、そこでやっぱりちょっとお腹周りの申し訳なさがあったりとか(笑)。でも、本当に嬉しいですよね。あらためて作品のすごさを感じます。

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――10周年以上経った今でも人気のある作品ですよね。

福沢: 当時も人気がありましたが、一時期な盛り上がりもあるじゃないですか? やはり作品の評価は終わったあと、また呼んでもらえるかどうかも結果のひとつだと思うんです。10年経ってからの商品化もですし。それだけ今も人気があるわけですよね。ファンも含めて、ゴーカイジャーへ想いのある人たちが現場に今もたくさんいてくれる。この作品が本当に、上手くいったんだなって、いい作品だったんだなと思えます。自分も、そこに対して協力はできたのかなって。やはり10年は重みがありますよね。それこそ下積みの頃の10年はすごく長くて、当時は「10年戦士に早くなりたい」と思っていました。「あ~、10年になると戦士として認められるのかぁ」みたいな。でも、10年超えると、その後の10年、20年はもう、めちゃめちゃ早かったですね(笑)。

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――一昨年は『海賊戦隊ゴーカイジャー』10周年企画もありました。

福沢: 参加させてもらったとき、当時のメンバーが集まると、懐かしさや安心感がありましたね。「このメンツでやったねぇー」みたいな。

──あっという間に20周年も来るかもしれないですね。

福沢: そうなんですよ。たぶんね、この歳だと20周年は早いですよ。まぁ、チャンスがあれば、立ち回りとか技術的な部分では、まだイケける自信はあるんです。あとは飛び技とか瞬発系の部分は、ちょっとケガをしないようにやるしかないですね(笑)。

――ゴーカイレッドまで、数々のレッドを演じてきたことへの想いはいかがですか?

福沢: 僕は本当に上手く何か大きな流れに乗っからせてもらっただけの部分があります。作品を作ってきた、もっといろんな人たちの力ですよね。まぁ、その作品の力になっていると思っていただけるとありがたいです。

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──あらためて福沢さんにとって『海賊戦隊ゴーカイジャー』はどんな作品でしたか?

福沢: 自分がプレイヤーとして一区切りをつけるのに本当に最適な作品でした。スーパー戦隊シリーズ第35作目となる記念作品で、今までのレジェンドのキャラクターも登場していて。この作品にたずさわれたことへの嬉しさもあります。

──では最後に、真骨彫製法を楽しみに待っているファンの皆さんへメッセージをお願いします。

福沢: これを機会にぜひ作品を観なおしてもらいたいですね。当時、観ていなかった人もこれをきっかけに作品を観てもらいたいです。で、これは僕の勝手な希望ですよ? ゴーカイレッドがあると、全員揃えたくなる(笑)。レッドひとりでは、やはりチームとして寂しいですからね。ゴーカイジャーが5人、6人そろうように、ぜひ皆さんの応援を(笑)。ぜひそろえたいですね。

――ありがとうございました。

【プロフィール】
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福沢 博文
1970年2月7日生まれ。
レッド・エンタテインメント・デリヴァー所属。
俳優、スタントマン、アクション監督。
スーパー戦隊では『百獣戦隊ガオレンジャー』のガオレッド以降、『海賊戦隊ゴーカイジャー』のゴーカイレッドまで、“レッド”のスーツアクターとして活躍。
また、『特命戦隊ゴーバスターズ』以降はアクション監督として、シリーズを支え続けている。
『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』でもアクション監督を務めている。

ブランド別商品一覧 スクリーンの中で活躍するヒーローたち。力強いアクション、その魂の躍動を約14cmの中で再現するのが、S.H.Figuartsの新たな造形技術「真骨彫製法」だ。 「真骨彫製法」とは、表面的でなく骨格から造形を行い、ヒーロー本来の「存在感」とフィギュアとしての「自然な可動」の両立を追求した新製法である。

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